円安の良し悪し…


2024/05/12(日)

こんにちは!ウェーブハウスの守安です。

皆さまはどのようなGWを過ごされましたか??長期の連休を利用して海外旅行に出かける人も多いようです。長く続いたコロナ禍から解放され、この機会にこれまでの欲求を満たそうとしている気持ちが伝わってきます。ただし、円安による旅行のコスト高は覚悟しなければなりません。また、海外からはコロナ禍前以上の来訪者が増えているとの報道もあり、インバウンドによる経済効果が大きいことが感じられます。

さて、このところの円相場は155円以上の円安が続き、前月の29日には一時160円台まで急落し、その後は為替介入により154円台まで急上昇し、1日での乱高下となりました。これは1990年4月以降、34年ぶりの円安ドル高水準だそうです。

日銀は金融政策決定会合で現状の緩和政策の維持を決定。海外市場でも当面追加利上げがないとの観測が広がった一方、米国はインフレ圧力が根強く、FRBの利下げ開始が遅れるとの見方が強いなど、この円安は長期化しそうです…

円高や円安(為替相場)は、私たちの日々のくらしの中において光熱費や食費、衣料品など、さまざまな分野に大きな影響を与えています。このところ続く円安は、物価高騰などの大きな要因です。

 円安のメリットは、外貨建ての資産価値が高まり、輸出製品の海外での価格が下がって輸出産業は好調になります。(日本は本来輸出企業優位のため円安≒株価上昇という相関関係があった)

 円安のデメリットは、日本はエネルギーや食料などの原材料は、その多くが輸入に頼っています。輸入品が高くなれば物価高騰に直結します。

 一方で、海外からの観光客が増えている大きな理由は、円安により安価で日本旅行が可能となったことです。そのことにより、コロナ禍で疲弊した観光業が大きく改善し、コロナ禍以前より活性化しています。

このように、円安と円高はトレードオフの関係にあるといえます。円安が悪いのではなく、過度な円安や円高になることが問題なんだと思います。今後の為替相場、皆さまも注目してみて下さい。

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