マイナス金利解除でどうなる?


2024/03/28(木)

こんにちは。ウェーブハウスの守安です。

日本銀行は、19日にマイナス金利政策の解除を発表しました。これにより、今後我々にどのような影響があるのでしょうか?

そもそも、マイナス金利とはどのような政策だったのか?というところから簡単に説明します。

皆様が普段銀行や信用金庫に預金として預けているお金は、常に銀行に残っているわけではなく主にご融資・国債等の債権の購入・日銀への預け入れなどに使われています。

その中でも日銀への預け入れは本来は我々と同様に預けたお金に金利が付きます。マイナス金利政策は、一定以上の預入れをした場合、逆に利息を取られるという政策になります。

これにより、銀行等は日銀に預けるメリットがなくなることで金利を支払うより民間企業や個人に低金利でも融資を行い利息収入を得た方が得になる為、融資やローンが活発になりました。(その結果物が売れるためインフレ傾向に誘導していのが狙い)

また、日銀からの金利がマイナスになったら、我々からの預金を抑える為、金利が低くなっています。(昔のように銀行や信用金庫が定期預金等を率先して集めなくなったのはこのため)

マイナス金利が解除され、今後金利上昇が続けば銀行は無理にリスクを取ってまで融資をする必要がなくなることが予想されます。その為、今後は住宅ローンの金利や事業性ローンの金利が上昇するとともに、融資の基準も厳しくなっていくとが考えられます。

マイナス金利政策解除は資金繰りが厳しい企業にとってさらに厳しい局面を迎えると思いますが、インフレをこのまま放置することも難しく日銀は難しい舵取りを迫られている状況であるということだと思います。

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